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日 時:平成13年9月14日、12:00〜15:00
場 所;日本救急医学会事務所
参加予定者:吉岡敏治、白川洋一、島津岳士、坂本哲也、奥村 徹、
亀井徹正、富岡譲二、浅利 靖、遠藤容子、(真殿かおり)
欠席:村田厚夫
検討課題:
1.クリニカルパスと標準中毒医療、「中毒医療ガイドライン」
2.ガイドラインの内容
3.ガイドラインの体裁
4.その他
資料1.Position Statements(American Academy of Clinical Toxicology):
Gut Decontamination:Introduction
Ipecac Syrup(11頁)/Gastric Lavage(9頁)/Single-Dose Activated Charcoal(20頁)
Cathartics(10頁)/Whole Bowel Irrigation(10頁) 1997年
multi-Dose Activated Charcoal(20頁) 1999年
資料2.POISIDEX(Forced Diuresis)
資料3.Tox-in(仏):目次、Gastric Lavage(3頁)
資料4.処置手順と基本治療
資料5.各種中毒の対応マニュアル(サリン・シアン・農薬・ヒ素)
資料6.Barceloux, E G et al : American academy of clinical toxicology practice
guidelines on the treatment of ethylene glycol poisoning. Clin Toxicol 1999 ; 37:537-560
参考資料
1)吉岡敏治: 急性中毒に対する消化管洗浄 −多施設間のアンケート調査より−
中毒研究 3:19-23, 1990
2)吉岡敏治: 急性中毒に対する強制利尿と各種血液浄化法−多施設間のアンケート調査より−
中毒研究 3:111-115, 1990
3)第11回日本中毒研究会パネルディスカッション「消化管洗浄」 中毒研究 3:25-49, 1990
4)第11回日本中毒研究会パネルディスカッション「血液浄化法」 中毒研究 3:117-143, 1990
5)図説救急医学講座、第6巻:中毒(80頁まで)
6)中毒ハンドブック(監訳坂本哲也、47頁まで)
7)ABC of Poisoning(監訳吉岡敏治、52頁まで)
8)救急処置の基本手技(第3版、杉本侃編集)
9)福井次矢;EBMに基づいた診療ガイドラインの作り方、EBMジャーナル2000;1:438-443.
10)Shekelle PG,et al:Clinical Guidelines;Developing guidelines. BMJ 1999;318:593-596
11)Woolf SH: Practice Guidelines,a new Reality in Medicine;II. Methods of developing guidelines.
Arch Intern Med 1992;152:946-952
12)Rocky Mountain Poison Center Toxicologist養成コーステキスト
13)基本治療データベースに関するこれまでの研究成果(科研報告書等)
議 事
American Academy of Clinical Toxicology(AACT)が1997年にPosition Statementsを出し、消化管洗浄の知見、基本手技を刊行した。その後1999年に、AACTはethylene glycol poisoningのpractice guidellinesを公表しているが、これに止まっている。中毒医療に関するデータベースは、むしろ、中毒情報センターが収集整備してきたものがほとんどである。
わが国では未だ中毒医療における基本処置についても施設によってまちまちであり、日本中毒学会が推奨する「急性中毒の標準治療」と主な起因物質に関する「中毒医療ガイドライン」を作成することを前提に、前記資料に加え、各委員が持ち寄った資料をもとに、free discussionを行った。
その結果は以下のとおりである。
1.「急性中毒の標準治療」について
(1)作成項目
1)基本処置については、胃洗浄、吸着剤・下剤、小腸洗浄、強制利尿、血液浄化法を作成する。催吐、水洗についての作成要望もあったが、当面、これらは作成を見合わせることになった
(催吐、水洗については遠藤委員が資料を収集する)。
2)対症療法については、循環管理(不整脈を含む)、呼吸管理(誤嚥の問題を含む)、痙攣の3種について担当者を決定した(体温管理については、村田委員にお願いしたい)。
他に作成項目として、アシドーシス、低カルシウム血症、高カリウム血症があげられたが、循環管理等に包含される可能性もあるため、当面はこれらの作成を見合わせることになった。
(2)基本骨格とボリューム
1)基本処置について
要約、原理(有効性を含む)、適応、禁忌、方法(準備物品、中止の基準を含む)、合併症を基本骨格とし、A4用紙にして数ページとする。
2)対症療法について
坂本委員に循環管理についてサンプル原稿を作成していただき、これに準じて他の項目を作成する。サンプル原稿の作成期日はおよそ年内までとする。
以上標準治療の作成者、作成締め切り、検討期間等は下表のとおりである。
項 目 作成者 作成〆切り 委員会内回覧 Web公開(一定期間)
胃洗浄 奥村 11月16日 12月末まで 1月から
吸着剤、下剤 浅利 11月16日 12月末まで 1月から
小腸洗浄 白川 11月16日 12月末まで 1月から
強制利尿 島津 12月末 2月末まで 3月から
血液浄化法 富岡 12月末 2月末まで 3月から
循環管理* 坂本 4月末 6月末まで 7月から
呼吸管理 白川 4月末 6月末まで 7月から
痙 攣 亀井 4月末 6月末まで 7月から
体温管理 村田 4月末 6月末まで 7月から
(*サンプル原稿はおよそ年内に執筆し、基本骨格やボリュームを再検討する)
(3)公開方法、その他
項目別に担当者が作成し、委員会内で回覧後、Web上で一定期間公開し、広く意見を求め完成させる。評議員会、総会にて報告し、完成版を準機関誌「中毒研究」に掲載する。
2002年の学術集会においてワークショップを設けてもらい、担当者一人当たり10分間程度でcontraversialな部分と標準治療とした結論までの説明を行い、ディスカッションする。なお、現在中毒研究に連載中の講座は、review であり、急性中毒情報ファイルシートのごとく、頁なしのオレンジ紙とするか否かは、編集委員会と調整する。
2.「中毒医療ガイドライン」について
(1)作成項目
有機リン剤等、一部の臨床上有用な中毒起因物質について「中毒医療ガイドライン」を作成する。
(2)骨格とボリューム
AACTが唯一公表しているethylene glycol poisoningのpractice guidelineに準じたものと、本会議の資料
5.に相当するシートを作成する。
とりあえず、吉岡が有機リン中毒のガイドラインをサンプルとして執筆する。
3.その他
以下の議論もあったが、これらの内容は理事会で検討して頂くことになった。
・中毒学会見解報告の場に関して
1)中毒研究
特別号の発刊(学会の実費負担)、もしくは1項目/1刷(4刷/年)
日本中毒学会編集の単行本
2)日本中毒学会のホームページ
日本中毒情報センターのホームページの閲覧会員への登録(+2000円)
新たに独自のホームページを作成
・米・仏のToxicologistについて(参考資料12)
わが国でのトキシコロジスト養成セミナーの開催と中毒学会認定医
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